ま"’s blog

電子工作の部屋?

Windows ターミナルってすごい?、それともいまさら?

勤務先で使わせてもらっているノートPCがWindows11で、アプリに「ターミナル」ってのがあったんですよ(いまさらですがごめんなさい)。それを起動したらPowerShellプロンプトが出てきたんで、「Windows11では分かりやすいようにPowerShellを『ターミナル』と呼ぶようにしたんだな」と思っていました。
# 家にはWindows11に上げられるPCがないのです(T_T
USB-シリアル変換器を繋げればシリアルコンソールになると嬉しいなと思っていろいろ調べてみたら...Windows ターミナル≠PowerShellでした。なんとPowerShell以外にもコマンド・プロンプトやWSL(Linux)もターミナルで開けるのです。
コマンドやスクリプトを実行するshellと表示を行うターミナルとを機能分担させることで、自由度が高くなり、応用が効くようになったのです。
シリアルコンソールにもできるらしいのですが、ターミナルには含まれてないっぽい。COMポートをオープンして標準入力をシリアルで出力/シリアルからの入力を標準出力するってだけのスクリプトかプログラムをターミナルで起動すれば良いっぽい。
まだ試してはないんだけど、起動するshellにsshを指定すれば、sshターミナルになるらしい。これもまだ試してないんだけど、cygwinの起動もWindows ターミナルからできそうです。
そういったいろいろな起動手順をプロファイルとして保存できて、起動時に選んだり新規タブで選んだりできるので、コンソールからターミナルまでこれ一つで済みそう。

「すごいじゃんWindows ターミナル」と思って、早速自宅のWindows10マシンにもターミナルをインストールしました。PowerShellも7をインストールしました。
# Windows10用のターミナルもインストールパッケージが用意されてました。

ここまでベタ褒めしておいてなんですが、よく考えたらUNIXの世界ではX-Windowが出た時にxtermとして一番最初に使うアプリでした。その頃はWindows95の時代ですからもうかれこれ30年になりますね(...遠い目)。
Windowsがすごいというより、30年近く経ってようやくUNIXGUIを持ち始めた時代に追いついたと見るべきなんでしょうか?
MicroSoft社もオープンソースでの開発も取り入れるみたいですし、Windows独自ワールドに閉じこもらずに、外の意見も要望も柔軟に取り入れた結果なんでしょうね。
ひとまずはウェルカムな兆候だと捉えておくことにしましょう。